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来春にも球数制限、投手起用法に注目 高校野球

 今大会は投手の投球数を制限せずに行う最後の全国大会となる可能性があり、各校の投手が連戦をどう投げ抜くのかが注目される。

 日本高野連が設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」は今年6月、一定の日数のなかで投げられる球数を制限することを答申に盛り込む方針を決定。早ければ来春の選抜大会から投球数制限が導入されることになりそうだ。

 投手の肩や肘などの障害予防をめぐっては、昨年の大会で決勝まで合計881球を投げた金足農(秋田)の吉田輝星投手(現日本ハム)や今夏の岩手大会決勝で故障予防で登板しなかったプロ注目の大船渡・佐々木朗希投手が話題となり、議論に拍車をかけた。

 日本高野連は以前から参加各校に向け、エース投手1人だけに頼らず継投で試合を戦う複数投手制の積極的な採用を提唱している。しかし、投手の肩や肘にかかる負担を軽減する対策は各校の指導者に委ねられてきた。

 今春の選抜大会で行われた31試合で、のべ26人の投手が完投。優勝した東邦(愛知)の石川昂弥投手は、決勝までの5試合で593球を投げた疲労の影響が今夏の不調につながった。愛知大会の2回戦で先発初登板したが、3本塁打を浴びるなど13安打9失点と打ち込まれてコールド負け。直後に森田泰弘監督が、石川の右肘の状態が思わしくなかったことを明かした。

 大会屈指の右腕と呼び声高い奥川恭伸投手を擁する星稜(石川)は大会第2日の第3試合となり、林和成監督は「日程的にタイトなところもあり、選手のコンディションを考えれば2回戦からできればと思っていた」と本音を漏らした。

 投手の肩や肘の故障は高校卒業後にプレーする機会を閉ざしてしまう恐れもあり、今大会を戦う指導者にとっても葛藤がつきまとうことになるだろう。(上阪正人)

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