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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】「もっと見てよ」に見えた吉本のよき伝統

一連の騒動に関して、吉本興業の岡本昭彦社長が開く会見に集まった報道陣=22日、東京都新宿区(尾崎修二撮影)
一連の騒動に関して、吉本興業の岡本昭彦社長が開く会見に集まった報道陣=22日、東京都新宿区(尾崎修二撮影)

 「吉本」がこれだけ世間の注目を集めているときだけに、先週の競馬なんて、ヨ・シ・モ・トの4文字がそろっている枠がないか、目を皿のようにして探しちゃってな。

 そうしたら、あったんだよ。7月20日(土)の福島第3レース。このレースの8枠に、ヨ・シ・モ・トの4文字がすべてそろっていた。★印の次の文字をごらんになっていただきたい。

 8枠 14番 ヴァト★ヨーク★トル

 〃  15番 ★モッ★シュピット

 よし、ためしに買ってみようと、この8枠から枠連で総流しをかけたところ、15番のモッシュピットが逃げて2着に粘り、馬券的中。オッズ10・3倍で、ほんのちょっとだけもうかった。

 一緒に同じ馬券を買った競馬風俗研究家の立川末広は、「吉本騒動は、ソンしてる人ばっかりだから、もしかすると、得したのはわれわれだけかも」と笑っている。

 この福島第3レースを勝ったのは、デッドアヘッドという馬で、その英文表記は「Dead Ahead」とあった。どんな意味なんだろう。ランダムハウス英和大辞典を引いたら、こう出ていた。

 「真ん前に。目と鼻の先に。まっすぐ行ったところに」

 これはもう、吉本の上層部も、陰でこそこそしたり、「覚えていない」「冗談だった」と逃げたりせずに、たとえば吉本の舞台に出ていって、客の目と鼻の先で真実をしゃべろという天の教えかもなあ。何でも笑いのタネにしてしまうというのが、吉本のよき伝統ではないか。

 昭和の時代の話だが、吉本の演芸場の外壁に、誰かがアルファベットで、「YOSIMOTO」と、イタズラ書きをしたことがあった。

 すると、これを見た、吉本サイドの英語に達者な人がうまくこれを書き直したというのである。次のように。

 「YOU SEE MOTTO」(もっと見てよ)

 笑って、もっとお気楽に吉本が見られる時代が来ることを祈る。

(競馬コラムニスト)

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