PR

スポーツ スポーツ

ルーキー近本、トラ引っ張る 光る打撃・走力 人気もチーム一

新人王争いをリードする阪神の近本。いまや優勝争いに欠かせない選手だ(水島啓輔撮影)
新人王争いをリードする阪神の近本。いまや優勝争いに欠かせない選手だ(水島啓輔撮影)

 今季のプロ野球阪神で一番の収穫といえるのが、ドラフト1位新人、近本光司外野手(24)=大阪ガス。開幕から中堅の定位置をつかんで先頭打者の役割を果たしている。27日現在で、セ・リーグトップタイの14盗塁をマークするなど、出色の活躍がファンを魅了している。

「2冠」期待

 3月29日の今季開幕戦(京セラドーム大阪)でプロデビューした近本はチームの50試合中49試合に出場。成績は打率3割5厘、5本塁打、19打点。2001年の赤星憲広外野手を上回る新人連続試合安打の球団新記録(13試合)を樹立するなど、昨年の都市対抗野球で首位打者となり、橋戸賞(最優秀選手賞)を獲得した打力をプロでも存分に発揮している。

 中でも、盗塁数14は山田哲人(ヤクルト)と並んでリーグトップタイ。01年の赤星以来となる盗塁王と最優秀新人(新人王)の「2冠」達成に期待がかかる。

 「いい当たりじゃなくても、塁に出られたらラッキーだと思う」と近本。貪欲に出塁を狙う姿勢はリードオフマンにうってつけ。言葉通り、チームの牽引(けんいん)役となっている。

関西の星

 この活躍に、球団の営業関係者は「応援グッズの売れ行きでも近本の関連商品が1番人気になっている」と明かす。

 阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)によると、8階の阪神タイガースショップではゴールデンウイーク中に近本の背番号「5」が入ったタオル約300枚が売り切れ、入荷待ちの状態となった。ドラフト3位新人で、遊撃で先発起用されている木浪聖也内野手(24)=ホンダ=のタオルも約100枚が売れたといい、売れ行きは上位に入る。ファンの人気ランキングでも“世代交代”の波が訪れた形だ。

 経済評論家で著書に「阪神ファンの経済効果」がある大阪学院大野球部の国定浩一名誉部長は「近本は地元関西のファンが待ち望んだ『関西生まれの関西育ち』のレギュラー野手。われわれも勝手に近本に自分を重ね合わせて応援できる」と指摘する。淡路島出身で兵庫・社高から関西学院大、大阪ガスと関西一筋でプレーしてきたことで地元ファンにすれば余計に親しみがわく点も人気の要因だ。

 新陳代謝が進むチームは27日現在、26勝22敗2分けの3位。近本ら新たな戦力の活躍が今後も続けば、14年ぶりのリーグ優勝が見えてくる。(上阪正人)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ