PR

スポーツ スポーツ

【鬼筆のスポ魂】萩野、不屈の闘志を再び

 コナミオープンの際、担当コーチは「練習と全然違う泳ぎ。疲れているとしても範囲がある」と首をひねり、精密検査を受けたという情報も流れたが、ここにきて水連関係者が口にするのは、心技体のうちの「心」の部分だ。先の水連関係者は「メダルを取るために泳ごうとか、東京五輪を目指すぞ…といった闘志が湧き上がってこないんだそうだ。こればっかりはどんな優秀なコーチを付けても無理」と険しい顔になっていた。

 リオ五輪前年に自転車に乗っていて転倒し、右肘骨折の大けがをしたが、五輪では最高の結果を出した。不屈の闘志を持っていることを実証したはずの萩野に何があったのだろうか。一方の瀬戸は2年前の10月に飛び込みの選手だった馬淵優佳(ゆか)さん(24)と結婚し、昨年6月には女児が誕生した。私生活が充実し、同年12月の世界短水路選手権の200メートルバタフライでは、1分48秒24の短水路世界新記録を出して優勝。同大会の400メートル個人メドレーでも大会4連覇を果たした。東京に向けて順調な歩みを続けている。

 萩野と瀬戸は少年時代からの好敵手。お互いの活躍がそれぞれの闘志に火をつけ、切磋琢磨(せっさたくま)してきた。萩野はまだ24歳。北島康介が現役を引退したのは33歳のときだ。再び世界を舞台にして2人のスイマーがしのぎを削り、日本中の人々に夢と感動を与える日が来ることを祈るばかりである。

(特別記者 植村徹也)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ