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【ベテラン記者のリレーコラム】「松坂投手のゴルフ問題」に思う 植村徹也

中日・松坂=ナゴヤ球場
中日・松坂=ナゴヤ球場

 またゴルフに対するイメージが悪くなるのか…と心配だ。右肩炎症で戦列を離れている中日・松坂大輔投手(38)がチームの規律違反でペナルティーを科せられた。関東地方での治療を球団から了承された5月の練習日に千葉県内でゴルフをしていたことを写真週刊誌に報道された。松坂は球団に謝罪し、ペナルティーも了承した。ただし、問題点は練習日にゴルフをしていたことで、シーズン中にゴルフをしたことではない。日本プロ野球に所属する全ての選手や関係者、そして一般のファンの方々はそこのところ、お間違いなく…。

◇    ◇

 松坂がゴルフをしていた相手は高校時代からの友人ら。たまたま関東地方に治療に出かけた日と友人のスケジュールが一致したことからラウンドした。それがどこから聞きつけてきたのか写真週刊誌に“激写”されて明らかになった。

 球団からペナルティーを科せられた松坂はすぐに謝罪。加藤球団代表は「こちらとしては、練習日にゴルフをやることはまずいぞ、と。休日のゴルフは禁止していないけれど練習日はダメでしょう」と説明した。球団によると松坂は「自覚が足りなかったです」と反省しているそうだ。

 確かにバツは悪い。松坂は2月キャンプ序盤にファンとの接触で右肩炎症を発症し、開幕から2軍で調整中。やっと今月14日に捕手を座らせてのブルペン投球を再開したばかりだった。本業では1軍戦力になれていないのに練習日にゴルフとは何事!! と世間やドラゴンズファンから見られても仕方ない。

 しかし、少しだけ松坂側から当日の環境を眺めるなら治療のために関東地方へ“出張中”に空き時間が生まれ、心の中には「練習日だけど練習はできない環境にある」という隙が生まれたのではないか。話は違うとお叱りを受けるかもしれないが、一般のサラリーマンでも出張中に空き日が生まれ、古くからの知人から誘いがあれば“時間の有効活用”…ぐらいの感覚でラウンドする人もいるのでは!? 

 松坂の今季年俸は8000万円(金額は推定)。一般のサラリーマン事情と一緒に考えるには少々、無理はある。年俸分の活躍を期待するファンからすれば「ゴルフなんぞに出かける元気があるなら一刻も早くマウンドに立って投げてくれ」と言いたくなる気持ちも分からぬではない。

 ただ、ここでひとつだけ今回の「ゴルフ問題」に線引きだけはしておきたい。プロ野球選手のゴルフ事情は極端。11月から1月まで3カ月のオフ期間で50回以上もラウンドする選手をたくさん知っている。約90日で50回のゴルフ…。まさにゴルフ漬けの日々だが、どうしてそうなるのか。いざ春季キャンプが始まり、シーズンに入ると全くゴルフができなくなる。なのでオフにゴルフをやりまくる、わけだ。

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