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売り上げ回復の起爆剤に サッカーくじ上限引き上げ

 サッカーくじの中で、コンピューターが無作為に予想したJ1、J2、海外サッカーの計14試合の結果を買う「BIG(ビッグ)」について、発売元の日本スポーツ振興センター(JSC)は、キャリーオーバーと呼ばれる繰越金が発生した場合の1等当せん金の最高額を、現行の10億円から12億円へ引き上げる方針を固めた。背景には、落ち込んだ売り上げへの危機感がある。(田中充)

 くじはスポーツ界のさまざまな活動への助成金事業を行う貴重な財源として“打ち出の小づち”の役割を果たしてきた。2018年度の売り上げは948億円。海外サッカーを導入し、キャリーオーバー時の当せん金額を10億円に引き上げた13年度以降では、初めて大台の1000億円に届かなかった。

 01年度から販売を開始したくじの売り上げは思わしくなく、下降傾向が続いた。起爆剤となったのが、コンピューターが無作為に予想するビッグだった。購入者にとっては結果を予想する手間が省け、サッカーの知識も不要になった。高額な当せん金も寄与した。

 最近は、対象拡大を検討したプロ野球でのくじ導入などが暗礁に乗り上げた。関係者からは「新たな“目玉”が必要」との声が聞かれていた。

 キャリーオーバー時の当せん金が引き上げられれば、くじへの注目度は一時的に高まる。売上金は新国立競技場整備など2020年東京五輪・パラリンピック関連事業やトップアスリートだけでなく、身近な地域のスポーツ振興などにも充てられている。この機会を生かし、くじの趣旨について、広くアピールすることも必要だろう。

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