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女子マラソン指導者の小出義雄さん告別式 高橋尚子さんが“最後の手紙”

小出義雄さんの葬儀で弔辞を送る高橋尚子さん=28日、千葉県佐倉市(代表撮影)
小出義雄さんの葬儀で弔辞を送る高橋尚子さん=28日、千葉県佐倉市(代表撮影)
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 2000年のシドニー五輪女子マラソン金メダリスト、高橋尚子さんらを育てた元陸上指導者の小出義雄さんの葬儀・告別式が29日、千葉県佐倉市の斎場で営まれ、陸上関係者ら約600人が参列した。

 「平成」を駆け抜けた。女子マラソン界に革命を起こした「名伯楽」の葬儀・告別式に陸上関係者ら約600人が参列。会場には、数多くの教え子との思い出の写真とともに、大好きだった酒も添えられた。

 「マラソンはつらいもの」というイメージを覆した。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「笑顔の中で練習する指導をしていた。『楽しく陸上の指導ができるのか』とびっくりした」と振り返った。

 素質を見抜き、褒めて伸ばす指導法で世界に通用するランナーを育て上げた。「強くなったな」「オリンピック行こうな」-。選手には、沢山のやる気を引き出す言葉をかけた。

 教え子のシドニー五輪女子マラソン金メダリスト、高橋尚子さんは弔辞で、大会前に手紙の交換が恒例行事であったことを明かし、恩師に“最後の手紙”を送った。「気持ちに寄り添ってくださるからこそ、堂々と安心して走ることができました。弱い私を根気よく指導してくださってありがとうございました」。感謝の言葉とともに、涙があふれ出た。棺には、高橋さんがこれまでつづってきた手紙が納められた。

 女子マラソンの五輪2大会連続メダリスト、有森裕子さんは、平成元年に出会い、併走してきた。「女子マラソンは平成で大きく進化をした。引き継いだものを次の時代に受け継いでいかなくてはならない」と後進の育成を誓った。24日、肺炎のため死去。享年80。(神田さやか)

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