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ウッズ待望の完全復活 苦難越えメジャー11年ぶり制覇 マスターズゴルフ

優勝を決めて雄たけびを上げるウッズ。観衆の大歓声に包まれた =オーガスタ・ナショナルGC(ロイター)
優勝を決めて雄たけびを上げるウッズ。観衆の大歓声に包まれた =オーガスタ・ナショナルGC(ロイター)
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 往年のような飛ばし屋のイメージはない。ドライバーの平均飛距離は294ヤードで全体の44位、一方でパーオン率は80・56%で1位だった。43歳のウッズは技術を駆使してゲームをつくった。

 21歳だった1997年のマスターズで初優勝を飾り、ゴルフ界に新風を吹き込んだ。270の驚異的なスコアは現在も大会記録として残る。以降は勝利を重ね、2000年に史上5人目のメジャー全制覇を達成した。

 順調なゴルフ人生は09年に暗転した。11月、不倫騒動が発覚。自宅近くで交通事故を起こし、スポンサーが次々と撤退した。14年には腰を負傷、椎間板を切除する手術を受けた。さらに15年に2回、17年4月には4度目となる腰の手術に踏み切った。17年5月には投薬の副作用でフラフラのまま車を運転し逮捕された。ツアー欠場が続き、17年途中には1199位まで世界ランキングを落とした。有望な若手が次々と登場し多くの人は「ウッズは終わった」と思ったはずだ。

 地道な努力を続けた。腰や背中に過度な負担をかけないように練習を重ね昨年9月、「ツアー選手権」で5年ぶりに米ツアー優勝を果たした。今回のマスターズへ向けては、「6カ月かけて準備してきた」とメディアに打ち明けていた。

 スポーツ専門局「ESPN(電子版)」によると、苦難の時期をキャディーとして支えてきたジョー・ラカバ氏は「(ウッズは)ゴルフ選手としてだけではなく、人として生まれ変わった。彼は、より、ファンを大事にするようになった」と語ったという。

 この日、優勝を決めると、ウッズは長女、サムアレクシスちゃん(11)、長男、チャーリーくん(10)を抱きしめた。「こういう(復活の)時が来るとは数年前は信じていなかった」。本人さえ予想しえなかった復活劇。夢物語を現実のものにした。(江目智則)

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