PR

スポーツ スポーツ

【主張】ウッズの復活 人は再チャレンジできる

 米男子ゴルフのマスターズ・トーナメントでタイガー・ウッズが逆転優勝を果たし、喜ぶ長男のチャーリーアクセル君(左から2人目)と長女のサムアレクシスさん(同3人目)ら家族=14日、オーガスタ・ナショナルGC(ロイター)
 米男子ゴルフのマスターズ・トーナメントでタイガー・ウッズが逆転優勝を果たし、喜ぶ長男のチャーリーアクセル君(左から2人目)と長女のサムアレクシスさん(同3人目)ら家族=14日、オーガスタ・ナショナルGC(ロイター)
その他の写真を見る(1/5枚)

 ゴルフの祭典、マスターズで米国のタイガー・ウッズが復活の逆転優勝を果たした。実に14年ぶりの大会制覇、メジャートーナメントでも11年ぶりの優勝だ。

 これほど長いブランクを経ての完全復活劇は、世界のトップスポーツにおいても極めて希有(けう)な例だろう。涙のないタイガーの咆哮(ほうこう)に全米の、いや世界中のゴルフファンが大いにわいた。

 自身、「引退も考えていた」という奈落からの復活である。あきらめずに努力を重ねれば、その先に栄光が待つこともあり得るということだ。再チャレンジの成功は多くの人に受け入れられる。

 ウッズならではの奇跡なのかもしれない。だが、かつては圧倒的な実力で世界のゴルフ界に君臨し続けたウッズだからこそ、その落差は大きく、失意から立ち直ることは困難を極めたはずだ。

 2008年にメジャーの全米オープンを制した翌年、不倫騒動などのスキャンダルが噴出して多くのスポンサーを失い、豪快なスイングで負担をかけた膝や腰の故障が追い打ちをかけた。度重なる手術で一時は歩行もままならぬほどとなり、17年には薬物を服用しての運転で逮捕された。

 誰もが、タイガーは終わったと思った。トーナメントに復帰しても往年の輝きはなく、メジャータイトルの再獲得は自身も「想像さえできなかった」という。

 昔のウッズが、そのまま帰ってきたわけではない。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ