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【野球の未来】(上)減る球児、ターゲットは園児

園児らを笑顔で指導するDeNAの筒香嘉智=2018年12月、堺市堺区のJ-GREEN堺(村本聡撮影)
園児らを笑顔で指導するDeNAの筒香嘉智=2018年12月、堺市堺区のJ-GREEN堺(村本聡撮影)

 甲子園では高校野球が熱戦を繰り広げ、プロ野球は29日にシーズン開幕を迎える。まさに球春到来だが、かつて日本で最も人気の高いスポーツだった野球は今、曲がり角を迎えている。競技人口は減少し続け、2020年東京五輪で3大会ぶりに実施競技に復活したが、24年パリ五輪では除外されることが確定的だ。今年1月、日本外国特派員協会で記者会見を開いたプロ野球DeNAの筒香嘉智は「日本の野球界は変わらなければならない」と訴えた。どうすれば変われるのか、人気回復策は…。新たな取り組みの現場を訪ねた。

20年で半減

 親子が一緒になってキャッチボールをしたり、ティーバッティングに挑戦したり。軟らかいゴム製のボールだから、当たっても痛くない。参加した筒香や西武の森友哉らが手本を示すと、子供たちから大きな歓声があがった。

 昨年、堺市で開かれた野球教室「キッズ・ボールパーク」の一コマだ。対象は小学校に入学する前の未就学児。関西に拠点を持つスポーツ用品メーカー21社が集まって発足させた「野球・ソフトボール活性化委員会(球活委員会)」が、プロ野球選手会と協力する形で開催した。

 第一生命保険が今月発表した「大人になったらなりたいもの」の調査結果で、野球選手は男の子の2位。サッカー選手が2年ぶりにトップの座を奪い返した。全国の保育園・幼稚園児と小学生を対象に毎年実施している同調査で、男の子の1位の常連だった野球選手だが、2010年以降、サッカー選手を上回ったのは17年の1度しかない。

 日本中学校体育連盟の加盟校調査では、軟式野球部の男子部員数は32万人超だった01年から20年弱で半減。日本高野連の加盟校(硬式)数も05年の4253校から昨年は3971校と、13年連続で減少し続けている。

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