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【泳ぎそして想う】競泳ヘッドコーチ 平井伯昌 教え子と結ぶ信頼関係

平井伯昌コーチ(右)と萩野公介=2016年8月1日、五輪水泳競技場(桐山弘太撮影)
平井伯昌コーチ(右)と萩野公介=2016年8月1日、五輪水泳競技場(桐山弘太撮影)

 私の指導では、コーチと選手が尊重し合い、互いに意見を交換できる関係を理想とする。五輪メダリストになった教え子8人に共通していて、2人で1つの作品を作り上げていくイメージだ。2016年リオデジャネイロ五輪後、日本代表入りした23歳の大橋悠依が今、その理想に近づきつつある。

 転機は、2月中旬から約1カ月間、スペインで行った高地トレーニング。一緒に練習をしていた男子のエース萩野公介の不在で、自覚が芽生えたのだろう。泳ぎはどうか、記録はどうか、彼女から何度も質問が飛んだ。状態を把握するコミュニケーションが増え、信頼が深まった。

 遅咲きスイマーの大橋はもともと、意識が高い。「(平井コーチから)1度受けたアドバイスは、2度と受けないようにしている」という。当初、私が遠征で離れる機会が多かったからだ。1つでも多くの物事を吸収しようとする貪欲さが、世界の頂点を目指せるレベルへと押し上げた。

 高地トレでは、新たな試みもした。Wattbike(自転車型フィットネス器具)と、水中練習をミックスしたトレーニングだ。水着、キャップ、ゴーグルを着用したままWattbikeを設定秒数こいだ後、プールに飛び込み、設定距離を泳ぐというセットを何度か繰り返す。

 これは男子100メートル平泳ぎ世界記録者のアダム・ピーティ(英国)や豪州のトップチームが先にやっていて、私のチームも昨年10月から東洋大プールで取り入れていた。

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