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紀平梨花、伝家の宝刀決め大歓声 メダル届かず来季へ課題

【ISU世界フィギュアスケート選手権大会2019】女子フリーで演技する紀平梨花=さいたまスーパーアリーナ(中井誠撮影)
【ISU世界フィギュアスケート選手権大会2019】女子フリーで演技する紀平梨花=さいたまスーパーアリーナ(中井誠撮影)
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 フィギュアスケートの世界選手権第3日は22日、さいたまスーパーアリーナで行われ、女子はショートプログラム(SP)7位の紀平梨花(関大KFSC)がフリーで2位と巻き返し、合計223・49点で4位になった。

 静寂の会場が一瞬にして大歓声に変わった。

 紀平のフリー。冒頭で大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を3回転トーループとのコンビネーションで完璧に跳んだ。

 2月下旬から米コロラドで10日間の合宿を敢行。来季を見据えて取り組む4回転ジャンプの練習を封印し、トリプルアクセルに集中した。すべては、世界選手権で勝つためだった。

 7位と出遅れた20日のSPで失敗し、午前の公式練習でも安定感を欠いていたが、しっかりと修正。「練習時間が足りないくらい、大変な毎日だった」と打ち明けつつ、あきらめなかった最大の武器をここ一番で決める勝負強さが光った。

 続く単発の3回転半は転倒に終わり、今季ここまでの出場8試合全てでトップに立っていたフリーは152・59点で全体2位。演技後は転倒の反省を込めて「まあ、よかった」とつぶやいた。

 “鬼門”だったSPのミスが響き、表彰台を逃した。浜田美栄コーチは「準備」の重要性を説く。シニア1年目はスケート靴の調整に苦しみ、アップもルーティンが確立できなかった。SP、フリーの両方を安定させる課題を残し、「自分のペースを見つけるしかない」と指摘した。

 北京五輪の金メダルを夢見る次代を担うホープも「まだまだ」と成長を誓う。収穫と課題を手に、16歳の世界選手権が幕を閉じた。(田中充)

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