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SP3位発進の羽生「めちゃくちゃ悔しい」 フィギュア世界選手権

男子ショートプログラムで演技する羽生結弦=さいたまスーパーアリーナ (撮影・中井誠)
男子ショートプログラムで演技する羽生結弦=さいたまスーパーアリーナ (撮影・中井誠)

 フィギュアスケートの世界選手権第2日は21日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで男子ショートプログラム(SP)が行われ、右足首故障からの復帰戦となった冬季五輪2連覇の羽生結弦(ANA)は94・87点で3位となった。

 「めちゃくちゃ悔しい」。演技後の羽生からは、むき出しの本音がわき出ていた。4カ月ぶりの実戦は、SPで今季の自己ベストに15点以上及ばない94・87点。3位スタートに納得がいかなかった。

 右足首の負傷から見事な復活劇で2連覇を飾った平昌五輪と同じ、最終組の1番滑走。日の丸が揺れ、大歓声に迎えられる中、冒頭で4回転サルコーが2回転でほどけてしまった。

 「頭が真っ白になった」と振り返った失敗の予兆は、演技直前の6分間練習にあった。他の選手と何度もジャンプのタイミングが重なり、軌道をやや変えて跳んだが着氷が乱れ、「無駄に不安の原因を作ってしまった」。切り替えられずに本番を迎えてしまった。

 それでも、大崩れはしなかった。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳び、後半の4回転-3回転の2連続トーループは「絶対に決める」と3回転で両手を挙げて質も高めた。

 出場選手の中でも注目度は群を抜き、公式練習から大勢のファンが“観戦”に駆けつけ、ジャンプ着氷時には大歓声が会場に響いた。何より自身の闘争心が燃えたぎっていた。開幕前の会見では「大きな箱の中で暴れ回る炎になれている」とやる気をみなぎらせた。

 5年前に初めて世界王者となったさいたまスーパーアリーナ。首位と12点以上の大差にも「僕には経験値がある。いろいろと使っていきたい」とフリーへ気持ちは折れていない。(田中充)

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