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7年ぶり凱旋試合も無安打のイチロー、改めて示した存在感

4回表、打席に立つイチロー=17日、東京ドーム(撮影・今野顕)
4回表、打席に立つイチロー=17日、東京ドーム(撮影・今野顕)

 米大リーグ、マリナーズ、イチローのバットから最後まで快音は響かなかった。

 7年ぶりにマリナーズの一員として迎えた日本凱旋(がいせん)試合に「9番・右翼」で先発。3度打席に立ったが安打は生まれず、「今日しかこられない人はたくさんいる。結果を出したかった」。4万6千人を超えるファンの期待に応えられず、悔しさをにじませた。

 オープン戦で1割を切る低打率に苦しんできた45歳は、日本に舞台を移しても苦境を打破できなかった。二回無死一、二塁の第1打席は甘いボールを打ち損じて中飛に倒れ、四回1死一塁では外よりのボールを引っかけて二ゴロに。六回2死一塁の場面は、2ボールから強烈なライナーが右翼線に飛んだが、ファウルとなり、結局遊ゴロ。打席のたびに大歓声を送り続けたファンからは、ため息が漏れた。

 見せ場はあった。一回1死の守備で、巨人の坂本が放った飛球は右翼へ。イチローは打球との距離をゆっくり縮め、フェンス際でも落ち着いて捕球してみせた。「東京ドームは知っていますから」と、勝手知ったる場所を味方につけた。

 試合前も独り舞台だった。スタンドの視線を一身に背負い、練習中は右翼の守備について背面キャッチに挑戦し、場内を沸かせた。開始直前には即席サイン会のサービスも。日本で改めて絶大な存在感を示した背番号51は「球場はいい雰囲気。感激した」。東京での試合は残されている。結果でもファンの声援に応えるつもりだ。(小川寛太)

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