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【虎番疾風録第2章】(49)江夏の21球 なんでスクイズ?

 虎番記者となった筆者は60年、こんなケースに遭遇した。5月15日の大洋戦(甲子園)。同点で迎えた延長十一回、阪神は無死一、二塁のチャンスをつかんだ。打者は2番北村。送りバントを予想した。送れば1死二、三塁でバース。仮にバースが敬遠されても満塁で掛布との勝負。大洋ベンチも内野陣を入れ替えてバントに備えた。ところが吉田監督の采配は「強攻」。これが右前安打となり、無死満塁からバースが楽々と犠飛を打ち上げてサヨナラ勝ちをおさめた。

 「首脳陣は選手に難しいことをやらせるんやのうて、楽にできることをやらせなアカンのです。あの場面、北村がバントするより打つほうが確率が高いと判断したんですわ」。吉田阪神はその年「日本一」になった。

=敬称略 (田所龍一)

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