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ラグビーが結ぶ絆「釜石ナイト」で復興を後押し

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 9月開幕のラグビーW杯日本大会の会場の一つとなった岩手県釜石市。東日本大震災で甚大な被害を受けた同市を支援するイベント「釜石ナイト」が毎月、東京・高田馬場のラグビーバー「ノーサイドクラブ」で開かれている。「被災地に何かしたい方の背中をポンとたたくきっかけになり続けられたら」とマスターの竹内方和(まさかず)さん(43)。楕円(だえん)球を通じて被災地との絆を強める活動が続いている。

 2月27日夜。大漁旗がデザインされたチャリティー記念Tシャツを着込んだ竹内さんや大勢の客の前で、ラグビーを通じた復興支援活動を行うNPO法人「スクラム釜石」によるスライド上映が始まった。昨年8月に行われたW杯唯一の新設会場、釜石鵜住居復興スタジアムのこけら落としイベントの映像などに続き、3月9日に釜石周辺の高速道路が開通して利便性が大幅に向上する復興状況の報告も行われた。

 「釜石ナイト」が始まったのは2012年6月。竹内さんが、かつてラグビー日本選手権7連覇を達成した新日鉄釜石で知られる「鉄とラグビーの街」の被災に心を痛め、「何か動かなきゃいけない」と思ったのがきっかけだった。「被災地に何ができるかをゆるく話す、月1回の場」としてスタート。募金活動なども実施してきた。13年からは、年1回の釜石ツアーも開始。被災地を巡ったり、新日鉄釜石を前身とするクラブチーム、釜石シーウェイブズの試合を観戦するなどして現地の人との交流も深めてきた。

 15年3月に釜石でのW杯開催決定直後には反対の声もよく聞いたが、応援旗が飾られるなど徐々に雰囲気は変わり、「最初はグレーに見えた街の『色』が変わった」という。

 今年のツアーは7月、日本代表がフィジー代表と釜石で対戦するパシフィック・ネーションズカップに合わせて行う計画だ。竹内さんは「イベントは店がある限り続けたい」。一日も早い復興とW杯成功を願い、東京からエールを送る。(奥村信哉)

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