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【震災8年】被災スイマーが語り部俳優に 「有名になって教訓伝える」 気仙沼出身の藤田真平さん(25)

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宮城県気仙沼市で被災した元水泳選手で俳優の藤田真平さん=東京都渋谷区(早坂洋祐撮影)
宮城県気仙沼市で被災した元水泳選手で俳優の藤田真平さん=東京都渋谷区(早坂洋祐撮影)

 間もなく幕が開く舞台に備え、毎日、10時間に及ぶ稽古を積む。声を張り、汗を流し、丹念に時間をかけて、互いの呼吸を合わせていく-。

 宮城県気仙沼市出身で日本選手権出場経験を持つ元スイマーの藤田真平さんは昨年、俳優になった。「有名になって震災の教訓を伝えたい。あの日を風化させたくない」。25歳。決して早いとはいえない決断だった。

まだ足らない

 配送業に携わっていた昨春、新境地を目指すきっかけがあった。荷物を届けた70代の女性から、「俳優さんみたいな顔だね」と声をかけてもらった。身長181センチ、体重77キロ。水泳で培った筋肉質の体に自信はあった。一か八か応募した芸能事務所に認められ、舞台出演はオーディションでつかみ取った。

 大学を卒業した2016年春、地域活性化を重視して飲食店などを展開する企業に就職した。東北の復興を胸に、地元の魚介類を扱うことはできた。ただ…。「まだまだ(復興を助けるには)足らない」と感じていた。もっと自分にできることがあるのではと考え、1年9カ月で退職した。現在は俳優業を極め、東北の「語り部」になろうと誓っている。

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