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逃すなW杯イヤー INAC神戸、攻めの振興策

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INAC神戸レオネッサの安本卓史社長=神戸市東灘区の神戸レディースフットボールセンター(恵守乾撮影)
INAC神戸レオネッサの安本卓史社長=神戸市東灘区の神戸レディースフットボールセンター(恵守乾撮影)

 3月21日に開幕するサッカー女子のプレナスなでしこリーグ、INAC神戸がチームやリーグの人気隆盛のための振興策を次々と打ち出している。ホームゲームでの若者の無料観戦やSNSを駆使して若年層を取り込むデジタル戦略を展開。今年は女子ワールドカップ(W杯)フランス大会の開幕を6月に控えており、INACの取り組みが女子日本代表「なでしこジャパン」にも好影響を与えられるか。

 仕掛け人は昨年10月に就任した安本卓史社長だ。安本社長はJ1神戸で元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ加入などに尽力したスポーツ経営のプロ。「競技人口の拡大なくして、なでしこの未来はない」という使命感を持って、クラブの基盤強化と女子サッカー人気拡大を図る具体策を打ち出した。

 柱の一つが今季のホームゲームの一部無料招待だ。対象者は男女小中学生と女子高校・大学生らの年代。INACでは10、20代の女性の来場者が少ないことが課題の一つ。まずはスタジアムで試合観戦してもらうことで女子サッカーに興味を持ってもらおうという狙いだ。

 これに合わせ、初心者向けのサッカー教室も新設。競技人口の裾野を広げる取り組みも進めていく。

 ファン獲得では、ツイッターやインスタグラムといったSNSにも着目。FW岩渕やMF仲田ら多くの人気選手を擁しており、同世代の選手との「共感」をキーワードに、これまで以上に活用する方針だ。

 「選手はインフルエンサー(影響力を持つ人)でもある」と安本社長。これまでは主に練習の様子やオフショットを発信していたが、これに加えてクラブと選手が連携して試合やイベント情報をより積極的にPRすることで、観客動員にもつなげたい考えだ。

 なでしこジャパンは2011年W杯ドイツ大会で初優勝を果たし、ブームを起こした。

 15年の前回カナダ大会でも準優勝したが、16年リオデジャネイロ五輪ではまさかのアジア予選敗退。一定の人気は確保しているものの、下降気味であることは否めない。

 最後まであきらめずにプレーする選手の姿を通して、人々の共感と感動を呼び込む。女子サッカーの魅力を身近なクラブから感じてもらおうという今回の取り組みがW杯や20年東京五輪、その先の持続的な人気拡大につながるか。注目が集まる。(吉原知也)

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