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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】平成最後の名勝負に期待

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 逃げ込みをはかる武豊のインティ、これを猛追する藤田菜七子のコパノキッキング。

 インティか、キッキングか、勝ったのはどっちだぁーっ!

 もしそんなレースになったら、今週のフェブラリーSは、平成最後の名勝負として、長く記憶されることになるのではないだろうか。

 1番人気が予想されるインティにまたがっているのは、通算勝利数が4000勝を超えた「レジェンド」武豊、49歳。

 一方、コパノキッキングの手綱を取っているのは、3年前にデビューしたばかりの「JRA唯一の女性騎手」藤田菜七子。1997年8月9日生まれで、まだ21歳の若さである。競馬にまったく縁のない世界からジョッキーを志し、厳しいトレーニングに耐えて騎手免許を取得。デビュー以来の通算勝利数が昨年6月に31勝(JRA+JRA所属馬での地方勝利)に到達し、これでGIの騎乗資格を得て、今回の“JRA女性騎手GI初騎乗”という晴れ舞台につながった。現在、JRA通算50勝という、まさに伸び盛りである。

 「ねえ、今週、婦人会で菜七子ちゃんを応援しに行きたいんだけど、連れてってくれる?」

 「ああ、おやすいご用です」

 近所に住む傘寿(80歳の祝い)を迎えたおばちゃまにそう頼まれて、引率して競馬場へ行くことが決まってしまった。おそるべし、菜七子の集客力。おばちゃまは「私、ナナコのブローチ持ってんのよ。それ着けて行こうかな」

 何のことかと思ったら、ナナコとは「七子」あるいは「魚子」と書き、彫金技法のひとつであると広辞苑に出ていた。高いんだろうなあ。

 ちなみに、コパノキッキングのように、キャリア10戦未満とフレッシュで、それでいて前3走ともオープンクラスで1着という馬は、フェブラリーS史上初めての出走。あっと驚く大仕事を、菜七子とコパノキッキングはやってのけるかもしれない。〈競馬コラムニスト〉

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