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アスリートの価値、努力し続ける価値 元マラソン日本代表・加納由理さんインタビュー(2)

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ランナー向けの講習会などを企画する加納由理さん。「自分が指揮をとってやりたいことに取り組む」と意欲的だ=大阪市中央区の大阪城公園(渡辺恭晃撮影)
ランナー向けの講習会などを企画する加納由理さん。「自分が指揮をとってやりたいことに取り組む」と意欲的だ=大阪市中央区の大阪城公園(渡辺恭晃撮影)

 --トップアスリートだった加納さんが自らイベントを企画しようと思ったのはなぜですか

 加納 普通は引退して生活だけのために働けば、もっと楽な道もあると思うんです。でも、アスリートとして22年間にわたって競技生活をしたので、長い間ひとつのことに打ち込めたのは、やっぱり特別なことだと思うんです。だったら、引退後も努力し続ける価値を持ち続けていきたいなと思いました。

 --価値というのは

 加納 選手時代は結果ばかりを追い求めていたので、アスリートとして自分が社会に何を与えられているかなんて考えていなかったんですよね。でも、引退してから、もっと与えられることはあったよなと思いました。今の現役選手が自分の価値を社会に発信できるようになればいいなと思っています。

 --現在の活動を通して、最終的な目標は何ですか

 加納 現役時代はずっと目標を持っていたのに、引退すると何を目標に頑張ればいいか分からない人もいます。私の周りにも摂食障害で競技をやめてしまって、テレビ中継を見ることさえいやになってしまった選手もいます。でも、それってもったいないじゃないですか。トップアスリートとして競技をするのはきついことの方が多いんですけど、人生を生きていく中で、アスリートで良かったと思ってくれる選手が一人でも多くなればいいと思っています。

 --1月には大阪国際女子マラソンに出場するランナー向けの講習会も自ら企画したそうですね

 加納 イベントにゲストとして招かれれば、自分ができることにはもちろん全力で取り組むんですけど、自分から企画するってなかなかできないことだし、そういう一歩が大事だなと思っています。人に指示されるのではなくて、自分が指揮をとってやりたいことに取り組む。まだ勉強中ですけど、そういうことをやっていかないと自分が目指す方向に進んでいかないと思っていて、今はとにかくいろんなことを実験しています。

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