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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】金本チルドレンに熱視線!

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 矢野新監督は就任後に「脱金本」ではなく「続金本」である-と強い口調で話していましたね。グラウンドで見せる姿勢や選手に対する表面的な態度は金本前監督のような硬派ではありません。グラウンドに流れる雰囲気も前体制とは大きく異なっています。そうしたムードからは「脱金本」をイメージするのですが、それでも「続金本路線」と言い続ける真相は、“金本チルドレン”の覚醒がなければチームは躍進しないという現実を早くから察知していたからなのでしょう。

 「福留や糸井は今年も元気だし、昨年並みの成績は残せるはずだ。鳥谷も遊撃復帰を目指して懸命なキャンプを送っている。彼らが衰えたわけではない。しかし、彼らだけが中心軸で戦うとなると昨季とほぼ戦力的には同じか、落ちる。今季は大山、高山らがベテランを追い抜き、新旧の争いでチームに活気を呼び込むことが大事になる。それができないなら、チームの競争力も失い、躍進などできないだろう」

 阪神OBはそう語りました。

 野手陣に限った話ではありません。ガルシアや西を補強した投手陣にも当てはまりますね。昨季と同じようにメッセンジャーだけが計算できる布陣では上積みはないのです。この3年間は低迷した藤浪に小野や才木、望月ら若手が昨季までの順列を変えてこそ、チームは活性化するはずです。

 「楽しみにしているポジションはいっぱいありますよ。ショートもね、セカンドも、センターも先発ピッチャーも。(福留)孝介と(糸井)嘉男、(藤川)球児、能見とか、鳥谷もね。実績のある選手はね、もちろん出る可能性は高いと思うんですけど、でも、すべてのポジションでの争いになると思うんで。その競争というのを僕は楽しみにしています」

 これはキャンプ直前の矢野新監督の言葉です。オブラートには包んでいますが、新監督も若手から中堅が奮起し、ベテラン勢を追い抜くことでチームを変えていきたい…という思いを胸に秘めていることがわかります。そして、キャンプ第1クールを見れば見るほど、監督の思いが実現しなければ最下位からの巻き返しは相当に厳しい、と痛感するのです。

 大山や高山、中谷、江越、北條らがこれからのキャンプでどのような進化を見せるのか。それは矢野新監督の願望とどれほどのギャップなのか。キャンプ中盤から終盤を楽しみに、そして心配しながら見ていきたいと思いますね。

    ◇

 【プロフィル】植村徹也(うえむら・てつや) 1990(平成2)年入社。サンケイスポーツ記者として阪神担当一筋。運動部長、局次長、編集局長、サンスポ特別記者、サンスポ代表補佐を経て産経新聞特別記者。阪神・野村克也監督招聘(しょうへい)、星野仙一監督招聘を連続スクープ。ラジオ大阪(OBC)の金曜日、午後10時から「NEWS TONIGHT いいおとな」( http://www.obc1314.co.jp/bangumi/iiotona/caster.html )の『今日のトラコーナー』や土曜日午後6時45分からの「まさと・越後屋のスポーツ捕物帖」( http://www.obc1314.co.jp/bangumi/okini/ )に出演中。「サンスポ・コースNAVI!」( http://www.sanspo.com/golf/tokushu/golf-t24944.html )ではゴルフ場紹介を掲載、デジタルでも好評配信中。

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