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【大阪国際女子マラソン】福士のリタイアは賢明な判断

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【第38回大阪国際女子マラソン】35キロ過ぎで棄権した福士加代子=27日、大阪市東住吉区(沢野貴信撮影)
【第38回大阪国際女子マラソン】35キロ過ぎで棄権した福士加代子=27日、大阪市東住吉区(沢野貴信撮影)

 何度も立ち止まりながら、福士加代子(ワコール)は軽いジョギングで前に進んだ。10キロをすぎて転倒し、両膝から出血。転倒時に頭を打ち、右目付近からも血が流れていた。「25キロすぎで意識がモアーッとしてきて、やばいなと思った」。自身10度目のマラソンは無念の途中棄権に終わった。

 31キロ付近で初めて立ち止まって屈伸した。棄権するのか、ゴールを目指すのか。初マラソンだった2008年1月の大阪国際では終盤に転倒しながらも、ひたすらゴールを目指した。ただ、35キロで福士を止めた永山忠幸監督は「チーム福士としての判断」。次のレースのために、途中棄権は賢明な選択だったといえるだろう。

 今後は病院で精密検査を受けるが、永山監督は「まだMGCを諦めたわけじゃない」と話す。東京五輪への道は閉ざされたわけではない。けがの回復具合では、3月の名古屋ウィメンズも視野に入ってくる。

 マラソンで初めて出場したリオ五輪は14位。今回の大阪国際に向けた年末年始の徳之島(鹿児島)での合宿で、福士は「まだマラソンが分からない。自分に勝てていない」と語っていた。36歳という年齢を考えれば、残されたレースは多くはないが、再び立ち上がってこそ、福士が歩んできたマラソン人生だ。(丸山和郎)

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