PR

スポーツ スポーツ

【スポーツ記者リポート】言葉の発信力持つ石川遼が待望する「後継者」

Messenger
インタビューに答えるプロゴルファーの石川遼=千葉市美浜区のホテルニューオータニ幕張(酒巻俊介撮影)
インタビューに答えるプロゴルファーの石川遼=千葉市美浜区のホテルニューオータニ幕張(酒巻俊介撮影)

 先日、男子プロゴルフの第一人者で日本ゴルフツアー選手会の会長も務める石川遼(27)をインタビューする機会に恵まれた。一つ一つの質問に対し丁寧に考え、男子ツアーをはじめゴルフ界について日頃感じている思いを自分の言葉で表現する姿に、聡明(そうめい)な印象を抱いた。

 その言葉による発信力は、現在日本人選手のトップランナーである松山英樹をしのぐ。人気回復に取り組む国内男子ツアーの「顔」として、まさに打って付けの存在だが、その一方で選手会長として複雑な心中も漏らした。

 「それまでは一選手として、外野から『もっとこうしたらいいのでは』と自分の考えをメディアを通して言ったこともある。でも今は、JGTO(日本ゴルフツアー機構)や選手に言ったことのない話は言えなくなっている。自分の言葉が独り歩きして他の選手が困惑するのはよくないから」。責任の大きな立場ゆえに、発言には制約がかかる面もあるというわけだ。

 そうした現状で待ち望まれるのは、石川以外に世間に向けて力強いメッセージを伝えられる選手の出現だ。注目を引く発言でゴルフの魅力をアピールすることができるのも、スターの大切な資質といえる。

 たとえば昨季初の賞金王に輝いた今平周吾(26)の課題といえば、まさにその部分だろう。シャイな性格からか、プレーの際の表情やアクションはごく控えめ。試合後の報道陣への取材対応でも声が小さく言葉少なだ。もちろん得手不得手はあるだろうが、プロならば少しずつでも改善は必要だろう。

 石川は「ゴルフは試合ごとに上位に来る選手の顔ぶれが変わる。観戦に来たギャラリーの人たちが、その日のトーナメントリーダー(競技をトップでリードしている選手)の名前も顔も知らないというのでは寂しい。200人弱いるツアーの出場メンバーが、それぞれどんな性格なのかをファンに知ってもらえるようにするにはどうすればいいか、いつも考えている」と語っていた。

 20代の若い世代の選手から、キャラクターでファンを楽しませるような選手が次々に現れることは、2年目を迎えた選手会長の切なる願いでもある。(上阪正人)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ