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玉鷲が白鵬から初勝利、乱れ飛ぶ座布団に「気持ちよかった」

関脇玉鷲が横綱の白鵬を破り、座布団が乱れ飛んだ両国国技館(撮影・菊本和人)
関脇玉鷲が横綱の白鵬を破り、座布団が乱れ飛んだ両国国技館(撮影・菊本和人)

 関脇玉鷲が24日、一人横綱の白鵬を破った。

 乱れ飛ぶ座布団を背に花道を引き揚げてきた玉鷲が、「やっぱり気持ちよかった」とほほ笑んだ。唯一1敗だった白鵬を引きずり下ろし、2敗で並ぶ。場内の興奮とは対照的に、「一番一番いつも通りに取りたい」と表情を引き締めた。

 苦しい相撲だった。顔を張られてペースを握られ、土俵際に追い詰められる。しかし、頭を下げて仕留めにきた相手を左でいなして形勢逆転。1度は背を向けた横綱めがけて突進して押し出し、「よかったです」と笑顔が弾けた。

 14度目の白鵬戦で初めて手にした白星だった。ともに昭和59年度生まれのモンゴル人で、頂点を極めた同世代の第一人者に「大横綱です」と敬意を払う。同時に「勝てないという気持ちでいたら相撲は取れない」と勝利を夢見て精進してきた。

 愚直に土俵を務めてきた末の大願成就だった。師匠の片男波親方(元関脇玉春日)が「ケガをしないこと」を魅力に挙げるように、平成16年初場所の初土俵から続く連続出場は1148回。現役最長を更新し続けている“角界の鉄人”だ。

 派手さはない。それでも188センチ、172キロの巨体から繰り出す突き押しは破壊力満点で地力は折り紙付き。絵に描いたような大器晩成型の34歳は、優勝争いが混とんとしてきた今場所も、千秋楽までひたむきに戦い続ける。(奥山次郎)

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