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引退の稀勢の里 真っ向勝負で人気絶大 感動Vの代償大きく

2017年1月、大相撲初場所で初優勝を果たし、八角理事長(右)から賜杯を受け取る稀勢の里=両国国技館
2017年1月、大相撲初場所で初優勝を果たし、八角理事長(右)から賜杯を受け取る稀勢の里=両国国技館
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 絶大な人気の日本出身横綱が土俵を去る。「自分は力士だから、土俵の上でしか表現できない。辛抱して、我慢して進んでいくことが一番」。愚直な稀勢の里は多くの人々を魅了した。

 中卒たたき上げで10代の頃から将来を嘱望された。馬力あふれる真っ向勝負で番付を駆け上がる。モンゴル出身の朝青龍、白鵬の両横綱ら外国勢が隆盛を誇る中で奮闘。平成23年九州場所では、直前に先代師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)が急死する悲劇を乗り越えて大関に昇進した。

 優勝にあと一歩届かない時を経て、30歳の29年初場所でついに賜杯を抱き、最高位へ上り詰めた。世間は“稀勢の里フィーバー”に沸いた。翌春場所で左上腕などのけがを押して奇跡の逆転優勝。表彰式の君が代斉唱での涙は感動を呼んだ。

 ただ代償は大きく、翌場所から8場所連続休場。昨年秋場所の引退危機はひとまず乗り切ったが、先場所は初日から4連敗(不戦敗を除く)の不名誉で、今場所も本来の姿を取り戻せなかった。15歳から汗と砂にまみれてきたが、鍛錬を支えた気力も限界に達した。

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