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【きょうの人】高校サッカー優勝 青森山田・檀崎竜孔(だんざき・りく)さん(18)

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前半に同点ゴールを決め歓喜する青森山田・檀崎竜孔=14日、さいたま市の埼玉スタジアム(撮影・大橋純人) 
前半に同点ゴールを決め歓喜する青森山田・檀崎竜孔=14日、さいたま市の埼玉スタジアム(撮影・大橋純人) 

 仲間が作り出したチャンスをゴールという結果に変え、青森山田に2度目の優勝をもたらした。名門の背番号10。「この番号を付けている以上、味方の得点を生むだけではだめ。チームを勝利に導かなくてはいけない」。自らの価値を決勝の2得点で証明し、笑顔を浮かべた。

 好機にはゴール前に必ず顔を出し、シュートは「1本中の1本と思って打つ」と一発必中を身上としている。全国でも指折りのアタッカーは、1点を追う前半に同点ゴール。後半は絶好のパスを冷静に決めて、決勝点を奪った。

 高校最後の冬は“リベンジ”の場だった。160人を超える部員がいる中で、1年生からベンチ入り。途中出場した2年前の決勝は何もできず、初優勝に喜ぶイレブンの輪の中で唇をかんだ。主力で臨んだ昨年度は3回戦敗退。「自分の力で優勝させる」と心に刻んでいた。

 大会前には「責任を軽減しよう」と考えた黒田剛監督(48)のチーム改革で主将を同僚に譲った。「プレーで見返してやろう」。苦しみを乗り越えてつかんだ栄冠に、涙があふれ出た。

 8年前の東日本大震災では、曽祖母を津波で亡くした。郷里の宮城県名取市を後にし、中学から青森へサッカー留学。卒業後はJ1札幌に入団が決まっている。「プロで活躍していずれは日本代表になる」。親が付けてくれた名前の通り、竜のごとく上りつめるつもりだ。

(五十嵐一)

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