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連敗発進の稀勢の里、力士人生は剣が峰

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逸ノ城(右)にはたき込みで敗れ、支度部屋で呆然とする稀勢の里=14日、両国国技館(撮影・今野顕)
逸ノ城(右)にはたき込みで敗れ、支度部屋で呆然とする稀勢の里=14日、両国国技館(撮影・今野顕)

 大相撲初場所2日目は14日、両国国技館で行われ、進退の懸かる横綱稀勢の里は平幕逸ノ城にはたき込みで敗れ、初日から2連敗となった。

 土俵にはった稀勢の里は両手をついてうつむき、しばらく動けなかった。進退を懸けて臨んだ勝負の場所を悪夢の連敗発進。支度部屋でも言葉らしい言葉を発することはなく、国技館から引き揚げる足取りもいつになく重かった。

 226キロの逸ノ城に思い切ってぶつかっていった。左差しにこだわらず、がむしゃらに前にも出た。しかし、いなされて体勢を崩すと心も乱れた。慌てて前のめりになったところをはたき込まれた。

 立つ前から土俵は異様な雰囲気に包まれた。まずは稀勢の里が手つき不十分を指摘され、逸ノ城も2度突っかける。張り詰めては緩む場内のムード。ただでさえ注目を集めた土俵は、立ち合いを繰り返すたびに熱を帯びていった。

 土俵下で見守った藤島審判長(元大関武双山)は「大変な場所で焦っている」と精神面の変調を指摘。「まだまだ2日目。攻めて前に落ちている分、初日よりはいいんじゃないか」と何とか光明を見いだすようにして取組を振り返った。

 師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は進退をめぐって色めき立つ報道陣に対し「場所は終わっていない。明日もある」と述べた。

 昨年秋場所千秋楽から不戦敗を除いて7連敗となり、1場所15日制が定着した昭和24年夏場所以降の横綱として貴乃花のワースト記録に並んでしまった稀勢の里。力士人生が剣が峰に立たされている。(奥山次郎)

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