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【スポーツ記者リポート】駅伝は「絆重視」か「安全第一」か

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箱根駅伝で総合優勝し、胴上げされる東海大アンカーの郡司陽大=3日午後、東京・大手町の読売新聞社前(代表撮影)
箱根駅伝で総合優勝し、胴上げされる東海大アンカーの郡司陽大=3日午後、東京・大手町の読売新聞社前(代表撮影)

 正月の風物詩でもある箱根駅伝は東海大の初優勝で幕を閉じた。関東地区では往路、復路の平均視聴率が過去最高の31・4%(ビデオリサーチ調べ)をマーク。本命視されていた青山学院大が5連覇を逃す波乱含みのレースになったことも、例年以上に注目を集める結果につながった。

 2日間にわたる熱戦をテレビで見ていたが、今回は1区からハラハラさせられる展開だった。スタート直後に大東大の新井康平選手(4年)が他の選手と接触して転倒。すぐに立ち上がって走り出したが、苦悶(くもん)の表情を浮かべながら足を引きずる痛々しい姿が映し出された。そこから20キロ以上を走ってタスキをつないだ精神力は称賛に値する。ただ、レース後には左足首の捻挫と診断され、復帰には半年近くを要するという。選手生命にも影響しかねない大けがだった。

 テレビ画面に必死の思いで前に進む新井選手が映し出されると、中継局の実況アナウンサーは情に訴えかけるように「頑張れ新井、タスキをつないでくれ」と大声で叫んだ。テレビの前で同じ思いを抱いた視聴者は多かっただろう。一方で、男子マラソンの日本記録保持者である大迫傑(すぐる)(ナイキ)は自身のツイッターで「心配する場面ではあるけど、感動する場面ではない」と反応。陸上関係者として選手の足の状態を一番に心配していた。

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