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稀勢の里、ひたむきに前へ 「いい稽古ができた」と充実感

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貴景勝(右)と稽古する稀勢の里=東京都江東区の尾車部屋
貴景勝(右)と稽古する稀勢の里=東京都江東区の尾車部屋

 稀勢の里が迷うことなく稽古相手に指名したのは、昨年九州場所で初優勝を飾り、勢いに乗る貴景勝だった。突き押し一辺倒の成長株に対し、がむしゃらに前へ出て8勝1敗。覚悟がほとばしった9番を「前へ前へ出られた」と振り返った。

 進退問題が再燃する端緒となった相手だった。好調を維持して臨んだ昨年11月の九州場所初日で顔を合わせ敗れた。歯車が狂った横綱は4連敗後に途中休場した。重心が低く、動きも速いくせ者は、最も苦手とするタイプでもある。

 この日はまわしにこだわることなく圧力をかけ続けた。いなしを交えた揺さぶりにも動じず、敗れた一番も引き技に乗じて前へ出た結果だった。昨年の九州場所は明らかな左差し狙いで墓穴を掘った。同じ轍(てつ)は踏まないとの思いがにじんだ。

 7日の稽古総見は横綱鶴竜に1勝3敗、大関豪栄道に2勝の3勝3敗。少ない番数を含めて低調な内容に「元気そうにみえても音を上げる」と苦言を呈した北の富士勝昭氏(元横綱)は、「ずいぶんよくなってきた」と胸をなで下ろした。

 みなぎる気迫に尾車親方(元大関琴風)は「貴景勝を引っ張り出したところに気持ちが出ている」と評価。「いい稽古ができた。明日以降はまたしっかりと考えていきたい」と充実感を漂わせた横綱がラストスパートに入る。(奥山次郎)

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