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【虎番疾風録第2章】(1)ドラフト会議2日前突然の帰国

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 53年11月20日、ドラフト会議の2日前。米国カリフォルニア州での「浪人生活」を終えた江川卓(当時23歳)が、日本に帰ってきた。午後5時2分、成田空港着の日航61便。空港ロビーには約100人以上の報道陣が押しかけた。空港内での会見はなく、歩きながらの対応。白いコート姿で税関を出てきた江川に記者やカメラマンたちが殺到した。

 --突然の帰国は(前年にドラフト指名した)ライオンズとの最後の交渉のためか?

 「お答えできません」

 --今年も意中の球団に指名されなかったら、また浪人するのか?

 「そのときまた考えます」

 江川と報道陣の人の波に野次馬が加わり、一歩も動けない。押すな押すなのもみくちゃ状態の中で「だ、出してください!」。江川の叫び声が響いた。

=敬称略 (田所龍一) 

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