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東海大、8区で勝負決めた 区間新で東洋大を逆転

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10キロ地点で給水し、右手でグーサインを作る東海大・小松陽平。右は並走する東洋大・鈴木宗孝=3日、神奈川県茅ケ崎市(撮影・福島範和)
10キロ地点で給水し、右手でグーサインを作る東海大・小松陽平。右は並走する東洋大・鈴木宗孝=3日、神奈川県茅ケ崎市(撮影・福島範和)

 東海大の8区・小松は襷を受け取ると、4秒先にスタートした首位・東洋大にあっという間に追いついた。すぐには抜かず、後ろについて風よけに使うのも作戦通り。相手の表情や脚の動きに注視し、「嫌な所はどこか」とスパートのタイミングを計っていた。

 14.6キロ付近。8区の要所、遊行寺の上り坂の手前で“とき”が来た。「いける」。相手の疲労が見えた隙を狙って飛び出し、みるみるうちに差を広げた。9区との中継地点では2位以下に51秒の差をつけ、東海大の初優勝を強くたぐり寄せた。

 ご褒美もついてきた。走行タイムは意識していなかったが、1時間3分49秒で区間記録を22年ぶりに更新。ゴール後、着替えの段階で知り、「嘘でしょ」と驚いたという。大会の最優秀選手にも選ばれ、「こんなに光栄な賞をいただけるなんて。来年ももらえるように頑張る」と笑った。

 同期に高校時代から活躍していた鬼塚、館沢らがいる3年生。自身は無名の選手だった。入学時に「1、2年生で力を蓄え、3年目ぐらいから活躍できれば」と目標を立てたという。地道に練習を積み、1万メートルの自己ベストは28分35秒まで伸ばした。かつて描いたシナリオ通りにこの日、スポットライトを浴びた。

 今回10区で快走した3年の郡司も同様の“たたき上げ”。「いつか(鬼塚らに)追いつこう」と2人で誓い合ったという。主力ではなかった選手の意地と努力が、東海大に歓喜をもたらした。(浜田慎太郎)

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