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投げて一本貫く大野将平 リオ以来の「世界一」へ

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グランドスラム大阪の男子73キロ級決勝で、海老沼を攻める大野(右)。優勝した=2018年11月、丸善インテックアリーナ大阪(村本聡撮影)
グランドスラム大阪の男子73キロ級決勝で、海老沼を攻める大野(右)。優勝した=2018年11月、丸善インテックアリーナ大阪(村本聡撮影)

 2016年リオデジャネイロ五輪の柔道男子73キロ級金メダリスト、大野将平(旭化成)は、19年世界選手権で五輪以来の「世界一」へ挑む。

 初出場でリオ五輪を制した王者は、20年東京五輪を見据えた道のりを模索しながら歩んできた。

 リオ五輪後の1年は休養。天理大大学院で修士論文執筆に時間を費やした。研究テーマは得意の大外刈り。これまで感覚に頼ってきた技を解析し明文化した。子供たちの柔道教室では、コツを理論的に伝えられるようになったという。

 26歳は大外刈りと内股を武器とする。引き手と釣り手の両手で、がっちり相手と組み、投げて一本を奪う姿勢を貫いてきた。柔道の世界への普及とともに、担ぎや関節技などの戦術も多様化の一途をたどる。自ら「古き良きオールドスタイル」と称する。

 強さが戻ってきた。競技に本格復帰した18年は8月のアジア大会を制すと、11月のグランドスラム大阪でも圧巻の勝利。男子の井上康生監督は、「ソツのない試合運び。一歩一歩、努力して進んでいる」とたたえた。

 19年はさらなる飛躍が期待される。照準を定めるのは、いうまでもなく自国開催の世界選手権になる。世界における73キロ級の覇権争いは激しく、国内の代表争いも熾烈(しれつ)を極めている。17年世界王者の橋本壮市、66キロ級で五輪2大会連続銅メダルの海老沼匡(ともにパーク24)、21歳と若い立川新(東海大)ら、ライバルは多い。しかし、大野は意に介さない。「集中して、執念を持って戦っていく」。五輪王者だけに与えられる金色のゼッケンを背負い、20年へ弾みをつける一年にする。(田中充)

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