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伊藤雅雪、凱旋試合でTKO勝ち スーパーフェザー級

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7R、攻める伊藤雅雪(左)=東京都の大田区総合体育館(今野顕撮影)
7R、攻める伊藤雅雪(左)=東京都の大田区総合体育館(今野顕撮影)

 ボクシングの本場・米国で世界王者になった伊藤が「凱旋(がいせん)試合」ですごみを見せつけた。20戦全勝だったチュプラコフから鮮やかなTKO勝ち。「KOで今年を締めたかった。納得というか、安心した」。端正なマスクに笑みが広がった。

 クリンチを多用する相手に序盤は手を焼いたが、「距離を作れ」というセコンドの指示を冷静に聞き入れ、戦況を立て直した。距離を保ち、強烈な右ストレートや潜り込んでのアッパーで主導権を握り、7回には強烈なパンチをボディーに打ち込んだ。「休みたがっている」。チュプラコフの動揺を見逃さずに猛ラッシュをかけ、最後は相手陣営が棄権の意思を伝えた。

 10月に米フロリダ州で23戦全勝だったクリストファー・ディアス(プエルトリコ)に判定勝ち。下馬評を覆し、日本人では37年ぶりに米国での戴冠を果たした。「あの試合で感覚がつかめ、自分の完成形が少し見えてきた」。大きな自信と手応えをつかみ、今回の試合前に組んだ約5週間の米国合宿では、1日20ラウンドものスパーリングを重ねて接近戦を強化。難しいとされる初防衛戦を難なく乗り越えた。

 2年前の大みそかには今回と同じ会場で世界戦の前座を務めた27歳。「僕を知らない人に、こういうボクサーがいると分かってもらえる試合をしたい」と意気込んだ一戦で強烈な印象を残した。(奥村信哉)

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