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シッティングバレー、東京へ攻める パラ日本代表エース・小方心緒吏 2児の母奮闘「メダル取りたい」

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 持ち味は「日本チームの中で得点を取る力を一番持っている」と自負する攻撃力。力強いスパイクに精度の高いフェイントが武器だ。一方、課題のサーブの強化にも取り組み、前方向に回転をかけるドライブサーブの完全習得を目指している。

悔いのないように

 目標に掲げる「東京」でのメダル獲得は決して容易ではない。日本女子は世界の10番手ぐらいで、ロシアや米国など強豪国とは差がある。それでも「練習の質を高め、意識を高く持って、差を縮めていきたい」と前を見据える。

 プレー以外の問題も抱える。座ったままの体勢で動き回るため、膝に負担がかかる。通常では15年に1度壊れるといわれる人工関節は、すでに2度も壊れ、そのたびに手術を受けてきた。医師からはもう一度壊れて取り換えたら、その次は脚を切断するしかないとも言われている。

 それでも競技を続けるのは、シッティングバレーボールが好きだから。「人間いつ死ぬか分からない。やりたいことを我慢したくない。もし将来そうなったとしても、悔いのないようにやりたい」。熱い思いを胸に、迫り来る「東京」で大輪の花を咲かせるつもりだ。

                   

 ■春高バレー出場の母校にエール

 文京学院大女高時代、クラブチームでシッティングバレーボールに励んでいた小方は、同校バレーボール部ではマネジャーとしてチームに在籍していた。バレー部が「春高」に出場した際には、入場行進に参加した思い出を持つ。「エンターテインメント性が高く、雰囲気が良くて楽しかった」ことが印象に残っている。

 来年の春高バレーにも後輩たちが出場する。「3年生が出られる最後の大会。今まで練習してきたことを十分発揮して頑張ってほしい」とエールを送っている。

                   

 ■おしり 床につけプレー

【用語解説】シッティングバレーボール

 戦争で体に障害を負った人たちによって、1956年にオランダで始まった競技。日本では92年に東京で初めてチームが結成された。パラリンピックは男子が80年アーネム大会、女子は2004年アテネ大会から正式種目。通常のバレーボールより一回り小さいコートを使い、おしりを床につけたまま動くのが基本。6人制などバレーボールとルールはほとんど同じだが、ネットの高さは男子は1.15メートル、女子は1.05メートルと低く設定されている。また、サーブをブロックできるというのもバレーボールとは異なる。

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