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異色の中量級、関根忍氏逝く 光る全日本覇者の勲章

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 柔道の1972年ミュンヘン五輪中量級王者、関根忍氏が18日に亡くなった。往時をしのぶ関係者の胸には、「中量級らしからぬ武者ぶり」がよみがえるという。

 175センチに満たない小兵が2メートル超の旧ソ連勢を相手に、左手で奥襟を取る。ときに肩越しで背中を取る。根負けし、おじぎする相手にとどめは十八番の小内刈り。

 「重量級をへし曲げる人は他にいなかった。なんで、あんなに力が強いのか。その印象が頭から離れない」。76年モントリオール五輪の無差別級王者、上村春樹・講道館館長は懐かしむ。

 71年世界選手権の無差別級銅メダルと72年全日本選手権の優勝は、五輪の金に劣らぬ勲章だろう。大を制す小のロマンを柔道史に刻んだ人である。

 感性の人でもあったらしい。技の要諦を問われる度に「奥襟をつかんで、ぐっと曲げて、さっと投げるんだ」。講道館では昇段の監査を務め、東京都柔連会長としても普及に尽くした。

 享年75。「東京で開かれる五輪をレジェンドに見てもらいたかった」と上村氏。早すぎる別れを惜しんだ。(森田景史)

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