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千両役者カーターの活躍で神鋼が決勝進出

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前半、トライを決める神鋼SOダン・カーター=大阪府東大阪市の東大阪市花園ラグビー場(撮影・山下香)
前半、トライを決める神鋼SOダン・カーター=大阪府東大阪市の東大阪市花園ラグビー場(撮影・山下香)

 ラグビーの日本選手権兼トップリーグ順位決定トーナメント第3日は8日、大阪・花園ラグビー場などで準決勝が行われ、神戸製鋼がトヨタ自動車を31-19で下して、決勝に進出した。15日に東京・秩父宮ラグビー場で開催される決勝では、神戸製鋼は15季ぶりのトップリーグ制覇と、18大会ぶりの日本選手権王者を狙う。

 激しい接戦を決定付けたのは、世界的スターが誇るキックだった。神戸製鋼が24-19でわずかにリードの後半38分、SOカーターが相手のタックルを受けながらも左足で外側に蹴り出す。相手の処理がもたつく間に、WTBアンダーソンがインゴールに持ち込んだ。

 会場を最も沸かせたトライを演出し、決勝に導いたカーターは「スペースを見つけたのでとっさの判断だった。自分のプレーに80分間集中できた」と胸を張った。

 速さと鋭さを兼ね備える今季の攻撃ラグビーを象徴するカーターは「トーナメント戦の中でも一番難しい」と位置付けた準決勝でも主役になった。司令塔としてテンポのいいパス回しの起点を作り、向かい風の後半はPGを立て続けに成功させ、終わってみれば1トライ2ゴール4PGを決めた。

 「体の大きなFW陣が勢いをつけてくれたから、私の仕事がやりやすくなった」と仲間への賛辞を忘れない。誰もが認める精神的支柱になり、チームに団結心をもたらしている。

 トップリーグでは15季ぶり、日本選手権としては18大会ぶりの頂点まであと1勝に迫った。ゲーム主将の橋本大が「いろいろな人たちのこれまでの思いが詰まった試合になる。チャンスをものにしたい」と意気込めば、世界一を知るカーターは「自分たちを信じて、力を出し切る」と前を見据えた。(吉原知也)

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