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モンテディオ山形新社長 初の民間から就任へ

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「面白いスタジアムづくりをしたい」と述べるモンテディオ山形の相田健太郎社長=4日、山形県天童市(柏崎幸三撮影)
「面白いスタジアムづくりをしたい」と述べるモンテディオ山形の相田健太郎社長=4日、山形県天童市(柏崎幸三撮影)

 県職員OBで固めてきたモンテディオ山形の経営トップが、平成26年の株式会社後初めて来年1月から民間人社長を迎える。新社長には、サッカーJ1・ヴィッセル神戸戦略室長の相田健太郎氏(44)が就任する。

 山形県南陽市出身と山形県との縁は深く、現役時代はサッカー選手の一方で、J2・水戸ホーリーホックの運営会社、プロ野球楽天イーグルスの運営会社「楽天野球団」と、相田氏はサッカー、野球とプロスポーツビジネスの世界を歩いてきた。その相田氏に白羽の矢を立てたのは、他ならぬ前社長の森谷俊雄氏だった。県職員OBが占めてきた経営トップのイスを民間に譲り渡した背景には、Jリーグクラブを運営する経営手腕に「稼ぐ」必要性が重視され、「より強固な経営体制の構築」(森谷前社長)を求めた結果だった。

 相田氏は4日の記者会見でプロスポーツビジネスの経験をモンテディオでも生かせるかを問われ「神戸には優秀な人材が多くいたので『オレがやったということはないかな』と思っている」などと述べ、自身の実績を“否定”しながらも(モンテディオ山形という)チームがここにあってよかった、という一つのコンテンツにこだわりたい」とした。その上で「勝つことだけに重きを置くと面白くなくなってしまう」ともいい、「スタッフそれぞれの思いをいかし、面白いスタジアムづくりを目指したい」と強調した。

 J1昇格(あるいは復帰)の至上命題は残りつつも、今季のモンテディオ山形の記録は22チーム中12位とまだJ1には距離がある。選手強化費はじめ、クラブの運営費に恵まれているわけではない。相田氏は「もう少し元気があっていい。前向きに明るくやるサッカーチームを望んでいる」と、モンテディオ山形に“精神論”の必要性も強調した。

 Jリーグ自体が、クラブの順位に応じたリーグ分配金へと、より高い「競争性」が求められているいま、新スタジアム構想も控え、モンテディオ山形にはいま以上のより高いプロスポーツビジネスの要素が求められてくる。相田氏が強調する「ただ勝つだけでなく、面白いスタジアムづくり」が、地域とともに生きてきたモンテディオ山形ながら、新たなプロスポーツビジネスのステージへと脱皮できるか。モンテディオ山形の今後の新たな歩みが問われている。

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