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【オリンピズム 道 東京へ】我慢強いレスリング女王 土性沙羅(2)怒号の中、武器のタックル磨く

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 やみくもに叱ったわけではなかった。則之さんが厳しく叱ると、「怒るな。沙羅の逃げ場がなくなる」と栄勝さんが諭した。弱くても、不器用でも、我慢強く練習する土性の性格を見抜いていた。

 週末はほぼ遠征が組まれ、全国各地の大会に出場した。「そのうち、(土性宅にある栄勝さんから贈られた大きなメダルケースに)入りきらないくらいのメダルが取れるようになるよ」。栄勝さんはこう言って笑ったという。

 言葉通り土性が飛躍を遂げたのは小学4年の全国大会だ。実は栄勝さんは「勝つ喜びを味わわせたい」と、土性の本来の階級よりも参加選手が少ない重い階級にエントリーさせた。飛躍のきっかけをつかみ、ここから、小学校卒業まで3連覇した。

 栄勝さんに教わったタックルはその後も武器となり、リオ五輪を制した翌年に初めて世界選手権の頂点に。このまま2020年東京五輪へ-とはうまくいかなかった。タックルの起点となった左肩は栄光の“代償”を払い続け、限界に達していた。(田中充)

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