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【昭和39年物語】(10)「巨人-阪神」第1戦…お千代さんに贈る満塁アーチ

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 三回、阪神は先頭の吉田が四球で歩き、続く本屋敷が左翼線に二塁打して無死二、三塁。並木は一ゴロに倒れたが、山内が敬遠気味の四球で1死満塁。ここでスタンドから「お千代さ~ん!」の声が飛んだ。打席には昨年の12月5日に人気歌手、島倉千代子と結婚したばかりの藤本勝巳(当時26歳)が入った。

 大阪市北区堂島の新大阪ホテルで行われた結婚式。新婦・お千代さんの美しかったこと。「ドラマでは“あなた”と簡単に言えるのに、実際はなかなか言えません。だから、今まで通り“ふじ”と言わせていただきます」。その「ふじ」が打った。

 ボールカウント1-3からの5球目を左翼スタンドへ1号満塁ホームラン。その時、大阪の関西テレビの控室でテレビ観戦していたお千代さんは「入ったぁ!」と大喜び。幸せいっぱいの“伝統の一戦”であった。

=敬称略 (田所龍一)

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