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【昭和39年物語】(10)「巨人-阪神」第1戦…お千代さんに贈る満塁アーチ

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仲むつまじい阪神・藤本(左)と歌手・島倉千代子夫妻
仲むつまじい阪神・藤本(左)と歌手・島倉千代子夫妻

 昭和39年の「巨人-阪神」第1戦は3月24日、気温11・3度、肌寒い後楽園球場で行われた。開幕カードの広島戦に2勝1敗。甲子園球場を28日から始まる「センバツ」の高校球児たちに明け渡した藤本阪神の、今季初の東京遠征だった。この年の10月に東海道新幹線が開業し、東京-新大阪間は4時間に短縮されたが、この時点での移動はまだ特急「つばめ」号。東京まで6時間30分もかかった。

 「さすがにパーラーカー(電話付きの1人席)には乗せてもらえなかったけれど、リクライニングシートだったし、随分と楽だったよ」と本間は懐かしそうに当時を語った。

 阪神の東京遠征の宿舎は後楽園球場近くの旅館「清水本館」。今では12球団すべてが高級ホテルに宿泊しているが、当時はほとんどの球団が浴衣、丹前姿の日本旅館だった。

 「個室は監督だけ。コーチや主力選手は2人部屋であとは大部屋。ボクもバッキーも大部屋だったよ」。この年、29勝9敗で最多勝利、防御率1・89で最優秀防御率のタイトルを獲得したバッキーも、開幕当初はテスト入団から3年目のまだ“1軍半”投手。選手たちは旅館でユニホームに着替え、ゾロゾロ歩いて球場まで出かけたという。

 「スパイクも履いてた。ガチャガチャと、よう滑らんかったこっちゃ。球場まで約10分、ファンが寄って来ることもなかった」。今なら大騒ぎになるところである。

 さて、試合は-。

 ◇3月24日 後楽園球場

 阪神 004 000 000=4

 巨人 000 100 000=1

 勝 バンサイド1勝 敗 伊藤1敗

 本 藤本(1)(伊藤)長嶋(2)(バンサイド)

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