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SP5位でほろにがGPデビューの紀平梨花、表情ゆがむ

女子ショートプログラム 紀平梨花=9日、広島市中区・広島グリーンアリーナ(加藤孝規撮影)
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 「こけてしまった」。演技直後、紀平梨花の表情がゆがんだ。大歓声に迎えられたあこがれのNHK杯は、大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で痛恨の転倒。得点を伸ばせず5位と出遅れ、ほろ苦いGPデビューになってしまった。

 観客が固唾をのんで見守った冒頭の3回転半。ピアノ曲「月の光」の調べに乗り、なめらかな助走から跳んだように見えたが、回転不足で着氷の際に転んだ。「踏み切りが早くなってしまった」。タイミングが狂い、悔しそうに振り返った。

 前日の記者会見で「決めたい」と決意を語っていた大技。公式練習では高い確率できれいに着氷して万全に映ったが、実は修正点が見つかっていた。母に撮影してもらった公式練習の映像をチェックすると、失敗したときは助走から踏み切るタイミングが早くなっていたことが判明。不安を解消できずに迎えた本番で、悪いイメージが顔を出してしまった。

 それでも、大崩れはしなかった。「あとは絶対にそろえるぞ」と気合いを入れ直し、残る2連続3回転ジャンプと両手を挙げて難度を上げた後半の3回転ルッツをミスなく跳んで巻き返した。

 10日のフリーは2本のトリプルアクセルに挑む。「朝の練習からしっかり確認して、不安のない演技で自己ベストを出したい」。今度こそ、会場を魅了してみせる。(田中充)

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