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広島、投壊で9失点 4発実らずシリーズ初黒星

ソフトバンクに敗れ肩を落とす広島ナイン=ヤフオクドーム
ソフトバンクに敗れ肩を落とす広島ナイン=ヤフオクドーム

 ソフトバンクを上回る4本のアーチを敵地で描きながら、勝利にはあと一歩届かなかった。広島は投手陣が踏ん張れず、今シリーズ初めての黒星を喫した。

 先発の九里が試合を作れなかった。「平常心で試合に入れた」という大舞台でのマウンドで、四回に自らの連続四球から1死一、二塁のピンチを招くと、2本の適時打を浴びて今シリーズ初めてソフトバンクに先制点を献上した。

 この日、三者凡退で乗り切ったのは一度だけ。投球のリズムが悪く五回途中4失点で降板した。悔しさの残る73球に、右腕は「四球が失点につながってしまった。チームに流れを持っていくことができなかった」と唇をかんだ。九里の後を受けた救援陣も失点を重ね、精彩を欠いた。

 敗戦の中にも収穫はあった。打線は驚異的な粘りを終盤に発揮し、八回には9番安部の満塁本塁打などで5点を奪い、1点差まで詰め寄った。緒方監督は「すごい集中力を持って戦ってくれた。またあした自分たちの野球をするだけ」と前を向いた。敗戦を引きずることなく、地に足をつけて戦う。(浅野英介)

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