PR

スポーツ スポーツ

日ハム・大田 殊勲打の陰に先輩の助言 「矢野さんの分まで」

【プロ野球CS1ソフトバンク対日本ハム】日本ハム・矢野謙次のユニフォームを着てヒーローインタビューを受けた大田泰示=ヤフオクドーム(撮影・門井聡)
Messenger

 2-2の同点に追いつかれた直後の八回だった。2死二塁の好機で、快音を残した打球が左翼手の頭上を越えていくと、日本ハムの大田は右拳を突き上げた。「食らいつくだけだった」。ファイナルステージ進出へ逆王手をかける執念の一打に、背番号33は静かに喜びをかみしめた。

 期する思いがあった。前日の第1戦でも「2番・右翼」で先発出場したが、結果は3打数無安打。七回に打席を迎えたところで代打を送られ、チームも敗北を喫した。「(途中交代に)悔しい思いはあった」と大田。この日も第3打席までは無安打。第4打席で放った勝ち越し打は、まさに意地の一振りだった。

 殊勲打の陰には「兄貴分」と慕う仲間の助言もあった。今季限りで現役引退を表明した矢野は、巨人時代から苦楽をともにした先輩。前日の試合後に電話すると、技術的なアドバイスを送られたという。この日のお立ち台には矢野のユニホームを身にまとい、「矢野さんの分まで頑張りたい」と言葉に力を込めた。

 負ければCS敗退という土俵際で底力を見せた選手の姿に、栗山監督は「追い込まれたときにどういう野球をできるか。本当に必死になってやっている」と目を細めた。「1つ(勝利を)取れれば、流れは変わる」と指揮官。この日見せた勝利への執念を、ファイナルステージ進出への突破口にする。(浅野英介)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ