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【いざ東京へ】「打倒中国の秘策とは」 卓球元全日本女子監督・近藤欽司さんに聞く

指導者時代の経験とノウハウが詰め込まれた『魅せられて、卓球』を手にする近藤欽司さん
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 五輪「金」に向けて秘策あり-。卓球が根暗のスポーツと揶揄(やゆ)されたのは昔のこと。いまは卓球部に入りたくても部員が多すぎて断られる学校が相次ぐなど空前のブームとなっている。ブームに火をつけたのは選手では福原愛さんだろう。指導者では低迷していた日本を世界のトップレベルまで押し上げた近藤欽司・元全日本女子監督(76)に違いない。そんな近藤さんがこれまでの指導者人生を振り、「近藤マジック」といわれた指導術を盛り込んだ『魅せられて、卓球』を出版した。2020年東京五輪を控え、日本女子代表の打倒中国に向けた秘策を聞いた。

 ミマ・パンチに勝機あり

 近藤さんは代表監督、実業団の監督などを退任した後も、全国を指導や講演で飛び回る日々。インタビューは9月末、都内のホテルで開かれた出版パーティーの会場で敢行した。

 日本がさらに強くなる秘策について、開口一番、「卓球の公式ボールの素材が変更になっているが、その素材を生かした打法は世界でもまだあまり知られていない」と独自の分析を披露。日本がうまく適応すれば、東京五輪で有利に戦えると訴える。

 公式ボールの素材は数年前、セルロイドから硬い素材のプラスチックへと変更になった。「素材が硬くなったことで、回転量が落ち、いままでの回転をかける卓球から、ボールをたたく卓球が有利になっている」と近藤さん。

 「この素材の変化にいち早く対応しているのが、例のミマ・パンチです」

 これは6月のジャパンオープンでは中国の強豪選手を次々に破り優勝した伊藤美誠(スターツ)の必殺カウンター打法だ。パンチという表現は卓球用語からかけ離れ、ボクシング用語に近い。ボクシングのカウンターパンチは相手が攻撃してくるタイミングで瞬時にパンチを打ち込む。ミマ・パンチもそれに近く、相手からの強打に対し、ラケットを合わせて返球する従来の打法ではなく、ラケットでたたく打法だ。高難度の技術で、入れば、必殺の技となる。

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