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華やかなNBAで戦うということ…渡辺の昇格、意外に早い可能性も 清水満

グリズリーズのユニホーム姿でポーズをとる渡辺雄太=9月24日、テネシー州メンフィス(共同)
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 今年のスポーツ界、世界の舞台で光り輝く日本人選手が多くいた。

 大リーグではエンゼルスの大谷翔平。ベーブ・ルース以来、100年ぶりの“二刀流”で全米を沸かせた。テニスでは大坂なおみが「全米オープン」を制した。日本人初の快挙。女子ゴルフでは19歳の畑岡奈紗が米ツアーで初優勝…。そしてまた1人可能性を秘めた“新顔”が出現した。

 米プロバスケットボール協会(NBA)グリズリーズと“ツーウエー契約”を結ぶ渡辺雄太、23歳。高校卒業後にバスケットボールのNCAA(全米大学体育協会)の強豪のひとつであるジョージ・ワシントン大学へ留学した逸材である。

 6日(日本時間7日)のプレシーズンマッチのペイサーズ戦、試合終了間際に起死回生の3ポイントシュートを決めて延長戦に持ち込み、チームを勝利に導いた。NBA公式ホームページにアップされた映像を見たが、十分に存在感があった。

 野球やゴルフ、テニスなどに比べ、バスケットボールはフィジカル・コンタクトが強い。体格差で欧米人に劣る日本人が挑戦しにくい種目とされていた。過去、NBAに所属した日本人は2004年の田臥勇太がいた。わずか4試合の出場、ポジションも肉体的接触が少ないゲームメークのポイントガードだった。

 渡辺のポジションはシューティング・ガードもしくはスモール・フォワード。高い得点能力が要求され、肉体的接触が厳しく、激しい。守備能力も求められる。

 206センチ。身長は引けを取らないが、89キロとやや細身だ。その日はシューティング・ガードで起用され、21分間出場で11得点、3リバウンド、1ブロック…。体力負けもせず、堂々とした数字を残した。

 今季、渡辺はグ軍の下部チームであるハッスルとツーウエー契約を結び、NBA出場資格15人のロースターには含まれない。しかしサラリーキャップ制(チーム総年俸上限)に左右されない契約のため、仮にグ軍でけが人が出たり、下部で大きな活躍をした場合に即座に昇格可能な“スタンバイ人材”で、シーズン中最大45日までNBAに所属できる。

 華やかなNBAの舞台が即座に望めるわけではないが、今回のような存在感を見せ続けられたなら、渡辺の昇格は意外に早いかもしれない。楽しみだ。NBAは16日(日本時間17日)開幕する。

(特別記者)

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