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陸上の山県、向かい風5・2メートルで10秒58「今乗り越えれば大記録が」

成年男子100メートルで優勝し、レースを振り返る映像を見る広島・山県亮太=福井県営陸上競技場
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 流れる雲の下、トラック脇の吹き流しはスタートラインに向かって暴れれ続けていた。それは男子100メートル決勝の間も変わらない。向かい風は100メートルの全レース中、最強の5・2メートル。山県は優勝タイムが10秒58にとどまり、「押し戻された」と苦笑いを浮かべるしかなかった。

 8月のジャカルタ・アジア大会で自己記録に並ぶ10秒00、9月の全日本実業団で10秒01と、悲願の9秒台を射程に捉えた状態で福井に入った。国体用の地元・広島の赤いユニホーム。大ファンであるプロ野球、広島東洋カープのキャラクターをあしらったパンツを下にはき、「自分自身も記録をすごく期待していた」と今季最終戦に燃えていた。

 不運だったのは台風25号が日本海を北東に移動中だったこと。強烈な向かい風は、その影響である。風圧に体を起されないようスタートから低く出たが、この条件で好タイムは望むべくもない。

 「記録に関しては出しておきたかったけど、成長を実感できた年だった。今がもう一皮むけるチャンス。この時期を乗り越えれば大きな記録が待っていると自分を納得させています」。

 今季、ただの1度も日本選手に負けなかった26歳は、力強く来シーズンに視線を向けた。(宝田将志)

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