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【柔道】18歳の阿部詩、初代表で世界女王 連覇狙った志々目破る

柔道の世界選手権女子52キロ級決勝で志々目愛を破り、初優勝を喜ぶ阿部詩=21日、アゼルバイジャンのバクー(共同)
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 君が代が流れる会場で表彰台の真ん中に立って胸を張った。日本人対決となった女子52キロ級を延長で制し、5試合オール一本勝ちで世界の頂点へ駆け上がった18歳の新女王、阿部詩は「今年に入って一番うれしい」と満面の笑みを浮かべた。

 志々目との決戦は開始から激しくぶつかった。「終始、攻めることができた」。序盤から受けに回った志々目が2つの指導を受け、試合を優位に進めると、最後は得意の内股を炸裂(さくれつ)させた。

 日本柔道史上初めて男女のきょうだいが、同じ日の世界選手権の畳に立った。2連覇した男子66キロ級の一二三とともに世界一。肩を抱かれて「最高でした」と振り返った。

 ずっと背中を追い掛けてきた。兄が中学の全国大会で優勝して以降、稽古を参考に袖釣り込み腰から大外刈りへの連絡技などを習得。昨年は兄と同じ高校2年で講道館杯、グランドスラム東京大会で優勝した。そして、昨年の兄に続いて初代表で世界を制した。

 挫折があった。高校1年の全国高校総体で初戦負け。1週間近く泣き続けた。「もう、こんな思いはしたくない」。寝技の強化に取り組み、他県の強豪校へも出稽古に繰り出した。懸垂で上半身も鍛えた。その後も努力を続け、得意の内股、袖釣り込み腰に加え、一本背負いや寝技も強化した。バクーの地で、積み重ねた努力が満開の花を咲かせた。(田中充)

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