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【バドミントン】憧れのヒーローから初白星、桃田「少し寂しい」

男子シングルス準々決勝で中国の林丹(右)に勝利し、健闘をたたえ合う桃田賢斗=14日、武蔵野の森総合スポーツプラザ
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 ネットの向こうに立つヒーローを前に、「ふわふわした」感覚が桃田を包んだ。北京、ロンドン五輪覇者の林丹は幼い頃から憧れの存在。ただ「自分がトップに立つためには絶対に超えなきゃいけない壁」でもある。感情を押し殺すように淡々とプレーに没頭した。

 強打で主導権を握った前日までの戦術は封印した。守備から波に乗る相手に、「無理に攻めすぎるときつくなる」。ラリーでじっくり穴を探し、巧打軟打で揺さぶった。ストレート負けした初対戦から3年。初白星を挙げ、控えめに握った拳には熱がこもった。

 同じ左利きという共通点もあり、プレーに悩んだり行き詰まると何度も林丹の動画を見た。34歳となっても随所で超一流の技を見せるベテランの姿に、桃田は「球を読ませないストロークは勉強になった」と敬意にあふれる目を輝かせた。

 今年に入り、バドミントン界の大物を次々と倒している。24歳の世界王者はまた一つ大きな壁を越え、「やってやったぞというより、寂しさがある」。

 憧れの人を世代交代の波でのみ込んだ今、「自分がやらなきゃという思いが芽生えてきている」と次代を背負う覚悟を口にした。(川峯千尋)

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