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金足農の商業利用にグレーゾーン多数 高野連は新ルール作りに着手

 金足農がローソンと共同開発した「金農パンケーキ」=8月23日、秋田市
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 秋田県立金足農業高校(秋田市)の夏の甲子園、103年ぶりの準優勝の熱狂はいまも秋田で続く。この勢いを県産品の売り出しや観光キャンペーンなど、秋田の全国発信に活用しようとの思いは強いが、高校野球の商業利用を禁ずる日本学生野球憲章が「待った」をかける。ただ基準には「グレーゾーン」も多く、日本高等学校野球連盟(高野連)は新しいルール作りの検討に入った。

 秋田県は「秋田の熱い夏 応援ありがとう~黄金色の農村から~」と書いたポスターを制作した。花火を背景に、「金」と「農」の字を金足農のイメージカラーである紫色で染め抜き、県のPRキャラクター「んだっチ」が、バットで球を打つイラストを使った。

 商業利用にならない範囲で野球を取り入れ、「県高野連と相談しながら工夫した」(県観光文化スポーツ部)。県内や東京でのイベント会場のほか、県産品の販売促進協定を結ぶ全国、約300社の社員食堂などで掲示される。ただ県民の反応は総じて「意味がわかりにくい」と微妙だ。

 秋田県は金足農人気を、県産品の売り出しや、11月まで開催のJR東日本との大型観光キャンペーンの観光客誘致に結びつけたい構え。すでに人気が販売増に結びついたのが県産「あきたこまち」だ。

 米卸大手の全農パールライス(東京)によると、8月の販売量は、同社取り扱い分で前年同月比25%増の1634トン、関東地方でスーパーなどの新規取引先が増えたという。吉田輝星投手が「あきたこまちを食べて力をつけた」などと発言したこともあり、「応援のつもりで買う」ファンが全国に相当数いたとみられる。

 高校野球の商業利用に関する高野連の見解は「部活動の一環で不可」。ただし「学校の事業を妨げるものではなく、報道の枠内は可能」で、ケース・バイ・ケースで判断している。

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