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【Jリーグ】「1ミリでも縮める」 初得点にも慢心なし 横浜Mに移籍の17歳久保建英

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 そんなライジングスターも今季は苦しんでいた。「少しでもチームに貢献できるように考えていた」が、守備や球際の強さ、攻守のハードワークを求めるFC東京の長谷川監督の下で、J1は途中出場の4試合にとどまり、J3が主戦場になっていた。

 「自分のことは自分で決める。新たなチャレンジをしたい」。決意を込めた移籍だったからこそ、得点という結果を残し、安堵(あんど)の表情が漏れた。

 「自分で新たな決断をして、結果が出なかったら『やっぱりダメじゃん』っていわれるのは明らかだったから」

 だが、新たな冒険は順風満帆というわけではない。続く順延されていた18節・清水戦(8月29日)も先発したが無得点。連続得点どころかシュートもゼロと不完全燃焼に終わった。

 前半8分の絶好のチャンスではFWビエイラがノーマークだった久保にパスを出さず、好機を逃す。「サポートはできるようにしていた。あとはウーゴ(・ビエイラ)の判断」とエースストライカーのプレーに理解を示しながらも、「ピッチは滑りやすかった。(こぼれ球とか)チャンスはあるかもと思っていた」と、虎視眈々(たんたん)とゴールを狙っていたことを明かした。

 この試合では評価が高いトラップでミスが目立った。「最近は多い。自分の持ち味が出せていないのが現状で、原因は分からない」と久保。新天地で産みの苦しみを味わっている。

 スペイン代表で国際タイトル3連覇を果たしたイニエスタの前で記録した得点を報道陣に聞かれた久保は「(イニエスタとは)天と地の差がある」と謙遜しつつ「きょうのゴールで1ミリでも縮められたら」と自分に言い聞かせるように語った。

 17歳で選択した大きな岐路。久保はもがきながら、世界との距離を埋めようとしている。

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